天橋立は、松島(宮城県)、宮島(広島県)と並ぶ日本三景として知られる京都の白砂青松の大変美しいところです。天橋立の幅は約20~170m・全長約3.6kmの砂州に約6700本もの松が生い茂る珍しい地形で、何千年もの歳月をかけて自然がつくりだした神秘の造形です。
天橋立は北側の『傘松公園』と南側の『天橋立ビューランド』からの景色が素晴らしく、どちらかしか行く時間がない場合には、どっちへ行くか迷いますよね。
天橋立観光でがっかりしない為に、どちらへ行くか事前に下調べしておく事をおすすめします。
また、実際に天橋立(傘松公園)へ行ってきましたので、現地情報などレビューします。
ここは、 天橋立を股の間からのぞくと天地が逆転したように見える「股のぞき」発祥の地としても有名です。
天橋立への旅行を検討されている場合は、他のサイトには紹介されていない情報もありますので、ぜひこの記事を参考にしてください。
天橋立の一番の見どころは二つの展望所
天橋立は北側の『傘松公園』と南側の『天橋立ビューランド』からの景色が素晴らしいので有名です。く
『傘松公園』は、天橋立駅から対岸の成相山中腹にある公園で、海抜130mの高台に位置しています。
天橋立を北側から一望できる展望所となっており、ここからの眺めは天橋立が昇り龍のように見えることから「昇龍観」と呼ばれています。
傘松公園は、天橋立を股の間からのぞくと天地が逆転したように見える「股のぞき」発祥の地としても有名です。
ケーブルカーやリフトを利用する人が多いですが、もちろん徒歩でも登る事ができます。
一方、『天橋立ビューランド』は、文珠山山上にあり、天橋立を南側から一望できる遊園地です。
ここからの眺めは、天橋立が天に舞う龍のように見えることから「飛龍観」と呼ばれています。
天橋立の景観を楽しむだけでなく、遊園地で遊ぶ事もできます。
どちらも、無理駐車場はありませんので、目的地近くの有料駐車場を利用します。
おすすめの季節は
天橋立を観光するのにおすすめの季節を調べました。
天橋立ベストシーズンは「夏」といわれている様です。
白砂清松と海と空のコントラストが抜群で、季節を通じて一番景色が美しいと言われています。
また、天然のビーチで海水浴も楽しむことができます。
春の天橋立
天橋立の「春」には、桜やつつじが咲きほこり、春ならではの季節と天橋立の季節の花々が楽しめる季節です。
空と海の青と松並木の緑と桜のピンクは、自然の彩りで見事な景色だと思います。
夏の天橋立
天橋立の「夏」は、ファミリーを中心とした海水浴客で毎年大変賑うそうです。
水質も良く波は穏やかでで深緑の松の木陰で一休みできるビーチです。
秋の天橋立
天橋立の「秋」は紅葉が美しく、秋らしい木々の彩りを感じることができます。
管理人は秋に行きましたが、紅葉がとても綺麗でした。
冬の天橋立
天橋立の「冬」は他の季節とは違って雪化粧した天橋立が絶景といわれています。
皆さんはどの天橋立がお好みでしょうか。
どの季節でも、天橋立はとても美しい景色を見せてくれると人気の観光スポットです。
一番お好みの季節に天橋立に訪れてみてください。
天橋立『傘松公園』観光レビュー
次に、天橋立『傘松公園』に実際に行ってきましたので、現地の情報をレビューします。
ここからは天橋立『傘松公園』への順路・景観や他には紹介されていない現地情報など写真付きで解説しますので行く前の参考になれば幸いです。
順路①天橋立駅周辺
無料駐車場はありませんので、駅近くの有料駐車場に駐車します。
今回、駐車場は智恩寺の隣りに留めました。
ここから対岸の傘松公園へ観光船を利用して渡ります。
傘松公園へのルートは次の4通りです。
滞在時間や体力に応じて往復で違う手段をとることもできます。
使いたい乗り物のチケット売り場で、傘松公園へのリフトやケーブルカーのチケットもセットで購入すると割引になってお得です。
徒歩以外のどの乗り物を利用しても、ほぼ料金は同じですので、お好きなルートを利用しましょう。
ルート(全長3.6km) | 片道の所要時間 |
観光船 | 約12分 |
モーターボート | 約5分 |
レンタサイクル | 約20分 |
徒歩 | 約50分 |
順路②観光船で傘松公園側へ
今回は、観光船を利用して傘松公園まで往復します。天気が良いと、観光船の甲板に出て少しの船旅は、風が心地よかったです。
観光船では、カモメのエサを販売しており、エサやりするとカモメが目の前に近寄ってきます。
順路③展望台へ
対岸に渡り、傘松の公園麓からはリフト、ケーブルカーのうちどちらかを利用して登ります。
ルート | 片道の所要時間 |
ケーブルカー | 約4分(15分間隔) |
リフト | 約7分(常時稼働) |
ケーブルカー、リフトのどちらを使っても料金は同じです。
もちろん、徒歩で657段の階段を登るルートもありますので、体力と脚力に自信のある方はチャレンジしてみてはどうでしょうか。
ケーブルカーは、15分間隔の為待ち時間がちょっとかかりそうと思ったので、リフトを利用して登る事にしましたが、リフトも列に並んでの待ち時間がありました。並んでいる列の人数が同じぐらいだったので、リフトとケーブルカーどちらを利用しても時間的には同じぐらいだったと予想します。
順路④傘松公園の「昇龍観」
ここから見た景色は、天橋立が昇り龍のように見えることから「昇龍観」と呼ばれています。 天橋立を股の間からのぞくと天地が逆転したように見える「股のぞき」発祥の地としても有名です。
ここからの眺めは、とても雄大でした。
傘松公園から、さらにバス又は徒歩で登ったところに成相寺があります。
さらに階段を166段登ったところに、股のぞき発祥の地があります。
階段を登って、『股のぞき発祥の地』から景色を眺めます。先ほどの公園からは、更に高台からの眺めになります。
ここにも、股のぞき台があります。
『かさ松』という名前が刻まれた石碑がありました。おそらく、この松が『傘松公園』の由来なのかなと勝手に想像です。ネットで調べましたが、そのような情報はありませんでした。
順路⑤ケーブルカーで下山
下りはケーブルカーを利用しました。
途中で二台のケーブルカーがすれ違うところは情緒があります。
順路⑥観光船で復路
観光船乗り場に戻りました。
ここから観光船で天橋立桟橋に戻ります。
順路⑦天橋立の松林に入ってみた
天橋立の松林の中に少しだけ入ってみました。
日本三景の碑や、天橋立が出来た歴史の説明等が、ありました。対岸までに、このような史跡が他にもあるそうですので、時間と体力に自信のある方は、レンタサイクルや徒歩で対岸を目指すのも良いでしょう。
日本三景の碑
松林の中に少し入ってみると、『日本三景』の石碑がありました。
『日本三景碑』近くに、『天橋立』の石碑も建立されています。
日本の道100選の碑
天橋立の中を通っている府道は、『日本の道100選』に、選出されているそうです。
天橋立の生い立ち
看板での解説によると、何千年もかけての地形の変化で天橋立がどうやってできたかがわかります。
順路⑧天橋立桟橋周辺
天橋立桟橋周辺の史跡等について紹介します。
①智恩寺
「三人寄れば文殊の知恵 」のことわざでおなじみ智恩寺の御本尊は知恵(智慧)を司る『文殊菩薩』が祀られています。学業成就を願う人々が全国各地から参詣に訪れるそうです。
この文殊菩薩が祀られるここ丹後の切戸文殊(京都府宮津市智恩寺)、大和の安倍文殊(奈良県桜井市)、出羽の亀岡文殊(山形県高畠町)の3ヶ所が「日本三文殊」と呼ばれています。
受験生や受験生をご家族にお持ちのならぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
おみくじは扇形をしており、記念のお土産になると思いますよ。
②知恵の輪 灯籠
智恩寺のすぐ脇に「知恵の輪」と呼ばれる石灯籠があります。
昔は船の安全のための航海灯として使われていたそうです。
古くからの言い伝えでこの石の輪を3回くぐれば文殊様の知恵を授かると言われているそうです。
小さな子供であれば、くぐることはできそうですが、他の人の目も気になるので、大人がこの輪をくぐるのは厳しそうです。なので、くぐる代わりにこの輪の周りを3回周って知恵が授かるよう願いました。
③廻旋橋
長さ約36mの廻旋橋は遊覧船や鉱石運搬船が通過する際に橋の中央が旋回し、船が通行出来るようになっています。この周辺でしばらくいると、船の通行に合わせて橋が廻るのを見る事ができます。
⑨地元の方の情報
この地方は、『ちりめん』と『黒豆』が特産だそうです。
お土産を買うなら、『ちりめん』や『黒豆』にちなんだ物を選ばれたらよろしいでしょう。
まとめ:天橋立で『股のぞき』発祥の景観を見たいなら傘松公園がお勧め
天橋立(あまのはしだて)は、松島(宮城県)、宮島(広島県)と並ぶ日本三景として知られる京都の白砂青松の大変美しいところです。
大正11年(1922年)、国の名勝に指定され、昭和27年(1952年)には「特別名勝」に指定されています。
天橋立は北側の『傘松公園』と南側の『天橋立ビューランド』からの景色が素晴らしいので有名です。
北側の『傘松公園』からの眺めは天橋立が昇り龍のように見えることから「昇龍観」と呼ばれています。
天橋立を股の間からのぞくと天地が逆転したように見える「股のぞき」発祥の場所から、天橋立の「昇龍観」の景観を見たいなら、傘松公園がおすすめです。
お得に旅行するにはポイントサイト経由がお得
天橋立をゆっくり観光して楽しむためには、近くでの宿泊をおすすめします。
旅行で宿泊するホテルを予約する場合に便利なのはじゃらんnetなどの予約サイトです。
じゃらんnetで検索してみたところ、天橋立近くは宿泊施設が多数見つかりました。
天橋立すぐ近くの『天橋立ホテル』はいかがでしょうか。ここなら、天橋立を満喫できる事は間違いないでしょう。
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じゃらんnetの記事は別にまとめてありますので、よろしければ参考にしてください。
以上、この記事が参考になりますと幸いです。
最後まで閲覧いただきありがとうございました。